まばらに茂る木々のざわめき
朝日とともに鳥たちは歌い、光が街路の草花を照らす
そんな温かな雰囲気を持つ町のはずれ
木漏れ日が陰陽の絨毯を敷く1本の小道の先にひとりの少女が住んでいました
明るいけど、どこか抜けている、どこにでもいる普通の女の子
でも、たったひとつだけ、町の人たちが持たない特別な力がありました
いくつかの材料を合わせて、
まったく異なるものを作り出す不思議な力『錬金術』――
けれど、肝心の調合は失敗続き
錬金術について記した本も、習うべき師もいない少女の限界でした
そんなある日、少女は自らの意思で動き、言葉を発する不思議な本と出会います
錬金術の“知”そのものだと語る本と小さな錬金術士の出会いは
静かに、でも確実な、新たなる一歩となるのでした
錬金術とは物質に耳を傾け、その声を聞き、その願いを叶え、形作ること。
本作では、ソフィーが錬金術の力を使い、記憶の大半が失われたプラフタのために、
その記憶を取り戻していくことが目的となります。
錬金術を駆使し、新たなレシピをプラフタに書き込むことで次第に紐解かれる錬金術の記憶とプラフタの記憶。
やがてプラフタが、かつて人だったことが分かると、ソフィーに大きな目標ができるのでした。
それは「プラフタを人の姿に戻す」ということ。駆け出し錬金術士ソフィーの物語がはじまります。
キルヘン・ベルの街はずれに錬金術士として1人で暮らすソフィー。
持ち前の性格の明るさと、仲の良い幼なじみに恵まれていましたが、肝心の錬金術はまったく上達しません。
ある日、幼なじみのモニカの頼みで、薬の作り方が書かれている本を手にするのですが……。
記憶を失っていたプラフタですが、レシピを書き込むことで記憶が少しずつ戻ることが判明し、頑張るソフィー。
徐々に戻る記憶と、次第に深まっていくプラフタとの絆。
プラフタが元は人間だったことが分かると、ソフィーはプラフタを元の姿に戻そうとある発想をします。
プラフタの魂を人形に移す。この大胆な発想を実現するため、ソフィーは多くの人に協力を求め、奔走します。
はじめは協力してくれなかった人たちもソフィーの姿を見て、手を貸してくれることに。
果たしてうまくいくのでしょうか……。
多くの人々の協力を得て、ついにプラフタを人の姿に戻すことに成功するソフィー。
人の姿を取り戻した時、2人の新たな物語が紐解かれます。
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