かつてあった夜の君と聖女の戦いは世界に大きな影響を残していった。
それは光差す時間は“人”が活動し、
闇に染まる時間は“邪妖”と呼ばれる魔物が跋扈(ばっこ)する、
決して眠ることのない世界。
教皇庁のエージェントであるアルーシェは、
幼馴染の巫女、リリアーナの護衛を任せられる。
襲い来る邪妖と闘い、教皇庁にたどり着くふたりだが、
そこで知らされたのはリリアーナが“月の女王”に捧げられる生け贄、
「刻(とき)の花嫁」に選ばれたということだった。
驚きと悲しみ、苦悩の中、月の女王の居城へとリリアーナを連れていくアルーシェ。
しかし、突如現れた強力な妖魔に襲われ、健闘空しくアルーシェは命を落としてしまう。
目を覚ますと、アルーシェは教皇庁によって、人工的な半妖として蘇生されていた。
教皇庁の研究者によると、発見されたときにはすでにリリアーナの姿はなく、
おそらく廃都に連れ去られたのではないかという。
奪われたリリアーナを取り戻すべく、蘇ったアルーシェは廃都を目指す。
その体に望まぬ妖魔の力を宿して。
アルーシェたちが駆け抜けていく『よるのないくに2』の世界。
そこには人々が住んでいた名残があります。
ほとんどの場所は邪妖に支配されており、崩れた壁やうっそうとした森など、荒廃した雰囲気が感じられます。
廃棄された首都。
本作の始まりから約4年前、この周囲に急激に邪妖が増加したため首都移転が実施され、人々は新たな首都へ移住しました。
アルーシェ、リリアーナ、ルーエンハイドの故郷です。
樹木が茂る薄暗い森。蜂や狼などの邪妖が出現します。
森には川が流れ、花が咲き誇る場所もあり、ときおり蛍の光が漂います。
小さな建物も見えますが、邪妖が増えた影響か人影はありません。
ユーラルム近くの山奥にある隠された鉱山。
鉱石を掘り、ユーラルムへ運ぶための設備が整えられていますが、今はひっそりと静まり返っています。
鉱山の奥には、多数の邪妖が潜んでいるようです。
アルーシェたちが通っていた学園。首都移転の後、新入生が見込めず廃校に。
西館と東館に分かれており、大きな図書館や礼拝堂も併設。
近くには“星降りの丘”と呼ばれる美しい場所があるとのこと。
凍った大地の上にそびえ立つ宮殿。この世のものとは思えない雰囲気を放っています。
空には紫の暗雲がかかり、宮殿の傍らには朽ちたような大船が泊まっているのも見えます。
ユーラルムにある高級感漂うホテル。
カミラが経営し、従魔・カエデがお手伝いをしています。
プールや教会などの施設も兼ね備え、ロビーではお抱えショコラティエのチョコレートドリンクをいただけます。